「ビル間に囁く虫の声
諸行無常の響き有り
つるべ落としの紅の色
盛者必衰の理をあらはす」
…現代版祇園精舎「秋」(嘘)
いきなりすみません(^^;)
開けた窓から聞こえてくる虫たちの声に、少しセンチメンタルになっていた音監の吉村です。
都会の真ん中にもちゃんと秋を知らせる虫たちは居るのですねb
さて、まず画像を見た人は何が何だか分からなくなってしまいそうですね(汗)
作業工程を一枚画に纏めようとするとこうなってしまいましたorz
とはいえ、順を追ってお話ししていきましょう ノシ
今回使用するソフトはSONAR Home Studioというソフトです。
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「音声読み込み!」
まず前回バウンスして持ち帰った音声データを、編集トラック上に読み出します(インポート)。
既にOKテイクのみを抜き出して台本の通りに並べてあるので、このデータの長さがおおよその完成尺になります。
「効果音・BGM読み込み!」
製作した効果音とBGMをそれぞれ編集トラックに読み込みます。
音声や効果音を流すタイミングが決まっている場合、その位置から流れるよう音のデータ(リージョン)を動かします。
「音量・PAN調整!」
位置合わせした音の出し方を編集します。音の大きさ(ボリューム)/聞こえる方向(PAN)を調整するのです。
例えば、右側から人が話ながら中央に来る場合、
「PANは右→中央へ、ボリュームは低めからだんだん大きくしていく」
といった具合です。ここで一つ注意しなければならないのは、音量のピークです。
トラックのボリューム表示が赤く示されているものは、トラックの持つ音量の限界を超えてしまったことを表します。
これを放っておくと、たとえ編集上はうまく聞こえていたとしても、実際に完成データにすると割れた音になってしまったり、「パツっ」というデジタルノイズが乗ってしまったりするのですね( ゚Д ゚)
「最終調整!」
必要な効果音・BGMが揃ったら、それぞれが作品の雰囲気を引き立たせるように、微調整を行います。
最後に初めから通して聞き直し、問題なければ編集完了ですb
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いかがだったでしょうか?
編集完了なんて言葉を使ってますが、実は直したい箇所はいくらでもあります。
しかしそれではいつまでたっても作品は公開出来ませんので、締め切りに合わせて出来るだけ自分のイメージを具現化出来るように尽力します。
「もっとああしとけば良かった!」
って、大抵終わってから気がつくんですよね(^^;)
さぁ、これで作品は仕上がりました。
でもこれだけでは皆様に公開できませんね。
サンクリ等のイベントで物販するためには、CDというメディアにおこさなければなりません。
次回はメディア納品についてお話ししますb
それではまた ノシ
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